更に増加する

立ち入り規制をされた事故現場

いまや弁護士はどんどん増殖し、その割に絶対的な仕事りょは減少傾向を続けているので、これからの業務展開は競争が激化するものと予想されています。難関試験ではあるのですが、いざスタートというときには、修習生時代の借金を抱えての身分ということで、機会に恵まれた人かどうかの差は歴然としています。また、都市と地方での格差も相当広がっているのではないでしょうか。企業の少ない場所であれば、大きい案件を扱いこともなく、小さな事件をたくさんこなさなければならなくなります。大規模な事務所では逆に部品として働かされているようになって、サラリーは安定するものの満足度が得られないことにもなります。しかも軒先弁護士やハウス弁護士など、苦労を背負っている人たちもたくさんいます。

こうした弁護士の業務内容もやや傾向が変わってきているようです。すなわち、収入本位とするために、本来の正義実現の陰よりももっぱら報酬の獲得に必死にしがみついている応対があけすけになってきているようです。確かに心情は察しますが、それはそれで評判を落としかねないですし、弁護士活動そのものの魅力を失わせてしまうような気がします。理想と現実とは違うものですが、あまりに儲け本位に出ますとますます裁判離れは加速するものと思われます。できれば、裁判などにはかかわりたくないというのが国民の本心でしょう。その点欧米とは国民感情の形成や歴史的な背景が違うものなのです。弁護士の志望から医者へと転向していく子供が増えているそうです。同じ難関なら、割の合う方へということでしょうか。魅力ある弁護士の増加に期待します。