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法律の本

親戚づきあいが薄くなっていき、交際範囲も狭まっていますが、時としてお墓のことや家督のことで争いになることがあります。お骨をどうするかとか代々の山をどう分けるかとか、兄弟同士や嫁同士が仲が悪かったりすると、なかなかに遺産の分け方でもめていくことになります。ただ、これらの問題は先延ばししていると相続人も代が変わってきて、事情を知る人もいなくなり、会ったこともない人たち同士での合意が必要となるので、ますますやっかいとなってきます。このように相続は、関係なさそうに見えても、人間関係によっては、うまくいかなくなることもあるので要注意です。たいてい、人のよい方々はクレームを述べたりしませんので、熾烈な争いになることは少ないですが、そうでもない人たちもいるものです。

相続問題は、葬儀の際に親族会議で決めておくべきで、そこで話が出ないとなかなか切り出せずに、誰かが勝手に処分してしまうことにもつながっていきます。トラブルの多くはそういった独断によって感情のいさかいを生んでいることが多いものです。したがって、親族会議をしっかりと開催して、遺産の総額を公開して、どのような配分にするかを納得のいくように決めておくことがベストです。多くの場合、一番面倒を見てきた人や、お墓を守っていく人に渡していくのではないでしょうか。横槍を出してくる姉さんたちの話もよく耳にしますが、法律に照らしていったんは配分する権利は確かにありますが、墓守をするのも費用が掛かりますし、あまり権利主張するのもどうかとも思われます。最後は家庭裁判所に持ち込むようになりますが、われわれの法感情としては、たかだかの相続でそこまではしたくないというのが一般的でしょう。